カメラを買ったら知っておき...

カメラを買ったら知っておきたい写真の構図の基本

カメラを買って写真を撮り始めて少したつと、ふつふつとより良い写真を撮りたい衝動が湧いてきます。そこで学んでおきたいのが写真の構図の基本です。この記事では、ただ衝動に任せて撮る写真から、実際に考えて撮るステップへ進む為に必要な写真の構図の基本を紹介します。全てのカメラ好きに読んで欲しいですが、特に初心者に向けて書かれています。

線を意識しよう

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画面の中の線を意識しましょう。縦線、横線、斜線、色んな線が色んな形で存在します。例えば地平線、壁、柵、道路、建物、電話線など物理的で具体的な線から、人物の視線など実際には見えないけれども、構図上認識される線もあります。

これらの線を活用して、うまく主題を配置したり、視線を誘導するような画面にするように工夫してみましょう。

中心を避けてみよう

何か撮りたい被写体がある時に、どうしてもそれを画面の真ん中に配置したくなるものです。もちろん、真ん中に配置することが全て悪いわけではありませんが、動きの乏しい、つまらない写真になってしまうリスクも多くあります。

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そんな時は中心から被写体をずらして配置してみましょう。ずらした後は、画面全体でバランスが取れるようにメインの被写体以外のものの構図にも注意しましょう。この時ガイドとして使えるのが三分割構図黄金比です。

フレームをしっかり埋めてみよう

image by Joshua Waller
image by Joshua Waller

メインの被写体がある写真を撮る時に悩むのが、フレームの中のどれだけをその被写体が占めるかという問題です。実は、何も無い空白のスペースが多いというのは最も多い初心者のミスの一つです。主題が必要以上に小さくなると、見る人は何を見るべきかわからなくなってしまい、写真全体の力が弱くなってしまいます。

これを避ける為に、ズームしたり近づいたりしてしっかりとフレームを埋めるようにしましょう。また、これによって背景にいらないものがある時などに写さないようにすることもできます。

背景をどうするか考えよう

この作例の場合、背景は目立つべきではないので、強くぼけさせている。 photo by John Powell
この作例の場合、背景は目立つべきではないので、強くぼけさせている。 photo by John Powell

メインの被写体だけでなく、背景にも注意を払いましょう。上の「フレームを埋めてみよう」の欄でも書きましたが、背景がごちゃごちゃしていたり、いらないものが入っていると台無しになるので、ポジションを変えたりして対応しましょう。また、被写体深度を浅くして背景をぼかす事で背景を目立たなくしながら主題を目立たせるというのも一眼レフではよく使われる手法です。

もちろん、不必要な背景ばかりではありません。どんな写真にしたいのかを考えながら、背景の扱いを考えましょう。

シンメトリーとパターン

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構図の基本中の基本にシンメトリーと呼ばれる左右対称構図があります。真ん中で切った時に左右対称となるようなものがこれにあてはまり、安定感と秩序のある感じを出す事ができます。

他に、画面中にパターンがあると、これも秩序が出て画面が安定します。パターンというのは、例えば等間隔で植えてある木や模様のようなものです。こういったものを左右対称になるように撮ると、とても安定感のある画面が生まれます。

写真に奥行きを作ってみよう

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奥行きを作る手法は特に風景写真で多用されるテクニックです。前景、中景、背景と深度の違う場所にあるものを画面内に入れこむ事で写真に奥行きが出ます。

奥行きを使うと色々な構図を作る事ができますが、色々つめすぎるとバランスが悪くなるので、全体のバランスを考慮しながら奥行きをつくっていくのがいいでしょう。

構図はシンプルに保とう

image by jasonnellisphotography
image by jasonnellisphotography

優れた写真のほとんどは、見せたい物がダイレクトに伝わってくるようなシンプルで過不足ない構図になっています。

主題を決め、見せたい演出を決めたらそれ以外の要素は入らないようにするのがいいでしょう。テクニックが向上すると色々な知識を詰め込みたくなることもありますが、シンプルな構図で、主題をダイレクトに伝わるように撮るのが一番です。