カメラマン、自身が凶悪毒蛇...

カメラマン、自身が凶悪毒蛇ブラックマンバに噛まれた瞬間を偶然撮影

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カメラマンのマーク・ライタ(Mark Laita)さんは珍しい理由でWikipediaに名前が載っています。最も毒性の強い蛇の一種であるブラックマンバに噛まれ、生存し、しかもその瞬間をカメラで捉えたという武勇伝が、英語版wikipediaの「ブラックマンバ」のページに載っているのです。

事件はライタさんがヘビのポートレート写真のシリーズを撮影している時に起こりました。撮影するヘビの中の一つにブラックマンバを選んだライタさんは、中米のヘビコレクターの家まで撮影に向かいます。

噛まれた人間は45分以内に意識を失うと言われるブラックマンバを撮影するのですから、もちろん事前に安全を期した準備がされました。例えばズボンの裾の動きに反応することがあるために短パンを履いたりといった事がヘビのオーナーの指導の下に行われました。

黒の背景紙とハッセルブラッドの中判カメラで美しいヘビの写真を撮り終えたライタさんは、コンパクトカメラに切り替えてよりカジュアルな写真を撮り始めます。

何枚か撮影していると、ブラックマンバが徐々にライタさんの方に這い寄って来たので、ヘビのオーナーがヘビを捕獲しようと捕獲用のフックを持ち出してヘビの方に伸ばした時、事件は起きました。

カメラを繋いでいた赤いケーブルに捕獲用のフックがひっかかり、ガタンと大きな動きと音をたててしまったのです。驚いたブラックマンバは一直線にライタさんに襲いかかり、脛をガブリ。

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「血が吹き出ました。両側の牙ががっつりと私の動脈に刺さっていたのです。まるでヘビはどこに動脈があるかわかっているようでした。」

と後に語るライタさんですが、噛まれた直後から気分が悪くなる事がなく、すぐ病院に行くようにという専門家の意見も無視して自宅安静で治したそうです。ブラックマンバが噛んだ時にたまたま毒を出さなかったか、もしくは吹き出た血と一緒に毒も外に流れ出たという結論に達したそうですが、不幸中の幸いとしか言いようがありません。

噛まれた日の夜、撮影した写真を見返していたライタさんは噛まれた瞬間の写真がたまたま撮れていたのを発見。こうして、ブラックマンバに噛まれ、病院に行かずに治し、さらにその瞬間をカメラに収めていたという激レアな武勇伝となり、wikipediaに載る事となったのでした。