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室内を撮影する:インテリア写真の撮り方ガイド

interiorphoto

室内での撮影は、誰もがよくやっていることですが、大抵の場合は室内にいる人を撮影していることが多いです。

その部屋そのものを被写体としての撮影は、建築写真家だったり、インテリアデザイン系の仕事をする人が専門に撮ることが多く、普段一般的にはあまりされていないようです。

ただ、最近では不動産取引の時の内観写真であったり、ホームページ用に施設の内部写真を撮ったりというようなニーズがあり、建築写真の専門家でなくてもインテリアの撮影をする機会は結構増えてきました。

今回は、そんな室内撮影のコツについてです。

撮りたい物は何か?

インテリア撮影に限らず、写真一般のガイドラインとして一番最初に出てくるのが、「何を撮りたいのか決めよう」ということです。

つまり、メインとなる被写体が何かを一番最初に決めるわけですが、これがインテリア撮影の場合ちょっと他の撮影と違ってきます。なぜなら、多くの場合「部屋全体」を撮るのが仕事であり、メイン被写体を一つ決めることができないことも多いからです。

こういった場合は、「その部屋の一番きれいな部分を一番よく見せるような構図はどれか」を決めるのがファーストステップになります。

その室内で最も重要な部分(暖炉、ソファなど)を入れこみつつ、いい感じの細部(センスのいい花瓶、柱の木の質感など)も同時に入るような構図だと言うことなしですが、画角の問題もあるので、できればゆがみがあまりでない程度の広角レンズを使用するのがいいでしょう。

いずれにせよ、まずはその部屋のどこをどういうアングルで撮れば一番きれいに見えるかを決めるのが大事です。

キーポイントを強調しながらも、インテリア写真であることを忘れない

部屋の中に暖炉やシャンデリアなどの明らかなフォーカスポイントがある場合、そこを中心に構図を組み立てるのが普通です。

絵がメインの部屋でも、絵だけでなく「絵のある部屋」として撮ることが大事
絵がメインの部屋でも、絵だけでなく「絵のある部屋」として撮ることが大事

ただそこに集中しすぎて他の部分が見えなくならないように注意が必要です。例えば、撮影したい部屋にピカソの絵が飾ってあったとします。明らかにその部屋のメインとなる部分だからと言って、フレームの大部分を占めるようにとってしまうと、それはただのピカソの絵の写真になってしまいます(笑)。

したがって、ピカソの絵を入れこみながらも、その前にあるソファであるとか、床であるとかを入れこんで、ピカソの絵の写真でなく、ピカソの絵が飾ってあるインテリアの写真として成立させなければいけません。

と同時に、ピカソの絵のようなキーポイントがあればそれを強調したほうが写真として締まりが良くなります。

そこで重要なのがライティングです。ピカソの絵のある部屋の写真であれば、絵に光がかかるようにライティングをして視点を集めるようにするなどの工夫をすれば、キーポイントを強調しながらインテリア全体の写真として成立するちょうどいい塩梅の写真にすることが可能です。

ライティングを工夫して、キーポイントの強調とインテリア写真としての成立の両立を目指してみましょう。

いらないものを引き算してみる

どんなジャンルの写真であっても、メインとなる被写体へ視線が集中することを邪魔するものは入れないのが基本です。

インテリア撮影の場合、この重要性はさらに増すと言ってもいいでしょう。

インテリア写真の失敗例で多いものは、余計なものが映り込みすぎて乱雑な印象になっている写真です。

いい部屋なんだろうけど…
いい部屋なんだろうけど…

そうならないように、フレームの中にいらないものが入り込んでないかチェックし、あればどかしましょう。以前インテリアフォトグラファーが冗談で言っていた名言に、「インテリア写真は10%が創造で90%は家具の移動だ」というものがあります。撮影の前にどれだけいらないものを移動させているかということが伺える面白い発言だと思います。

インテリアのライティング

ライティングは重要です。例えば昼間の撮影で窓からの光が強すぎると露出の問題が出たりしますので、昼間でも電気をつけて撮影をすることも多いです。白熱灯をつけてオレンジに近い色の光を入れるとグッと雰囲気がよくなることもあります。

蛍光灯は基本的にはあまりきれいな光ではありません。窓の外からの光がうるさくて、蛍光灯をつけると汚い光になるという時は蛍光灯はつけずにカーテンを閉めるなどの工夫をしましょう。

フラッシュは基本的にはつけない方がいいです。フラッシュに照らされたインテリア写真は変な感じになります。暗い場合は、三脚に載せて遅めのシャッタースピードで撮ったりISOを上げて対応しましょう。

 

…いかがでしたか? 内観写真撮り方ガイドも参考にしてみてくださいね。


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