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フィルムカメラの挑戦:報道写真家の一日の仕事をフィルムカメラでやってみたら?

mikedrew

今やカメラと言えばデジタルカメラが当たり前の時代になりました。

フィルムカメラはアート写真を撮る人が使ったり、コレクターが集めたりというイメージになり、実際の商業写真の現場では使われることはほとんど無くなりました。

例えば最も忙しい現場の一つである報道写真の現場でも、昔はフィルムが使われていたわけですが、現在の現場でも、フィルムカメラで仕事ができるのでしょうか。

カナダのカルガリーのカルガリー・サンという新聞の報道写真家であるマイク・ドリューさん(Mike Drew)が、一日の仕事をフィルムカメラでこなしてみるというチャレンジに挑戦しました。以下がビデオです(英語・下に説明あり)

ドリューさんはフィルム時代からこの仕事をしているベテランなので、フィルムの扱い等には問題ありません。昔使っていたEOS A2にPORTRA 400800を持って火事の現場に向かいます。

現場に着くと既に火は消し止められていましたが、まだ残る現場の雰囲気を撮影。そのまま現像してくれる店に向かいます。

フィルムを1時間で現像してくれる店は現在カルガリーに一店舗しかないようで、車でそこまで行って、1時間待つ事にします。この時間が今日起こった出来事をすぐニュースにして発行する新聞の世界ではかなり痛手だそうで、フィルムしかなかった時代は編集部に現像所があって、20分程度で現像できたそうです。

現代ではデジタルでしか納品できないので、現像された写真をスキャンしたものをアップロードして納品します。ここでも、スキャンによって写真の細部が失われる問題が出てきてしまったりします。

納品が終わったドリューさんは今日の感想を語りますが、フィルム時代を生きてきたドリューさんはフィルムカメラで撮るノスタルジーがあり、それ自体は楽しかったそうです。ですが、プロとしてベストなものをなるべく早く納品するという観点からはデジタルがベストで、もうフィルムには戻れないということでした。

それでも、ドリューさんの写真は無事次の日の新聞に載りました。

一応フィルムでも仕事はできる!…デジタルの方が便利だけど。 というのが結論のようです(予想通りと言われればそれまでですが)。

報道写真だからこういう結論ですが、広告写真やファッションフォトグラフィーの現在の現場では恐らく仕事にならないのではないでしょうか。

誰か広告写真家の方でこのチャレンジに挑戦してくれる人いないかなあ…