飲料ブランドのレッドブルは空中アクロバット飛行や冒険家の探検のようなちょっとアドベンチャー的なプロジェクトのスポンサーをすることで知られている。
そのレッドブルが最近スポンサーになったプロジェクトのひとつが、カナダの登山家、ウイリアム・ガッド(William Gadd)氏が、凍ったナイアガラの滝を登るという無謀とも思える挑戦だ。
凍っているのは流れが一番速い水流の部分ではなく、その真横にある絶壁の部分だ。つまりウイリアム・ガッド氏は凍った断崖絶壁を登るすぐ真横では恐ろしい勢いで落ちてくる滝の水流があるのだ。極寒と、ごうごうと流れる世界最大級の滝の勢い、これらの状況下で凍った絶壁を登るのはもちろん、経験豊かな登山家であるウイリアム・ガッド氏の技だと言える。
しかし、ジャパンカメラが注目したいのは、その様子を素晴らしいビデオと写真に収めたレッドブルのフォトグラファー、クリスチャン・ポンデラ(Christian Pondella)氏だ。過酷な状況下で奮闘するクライマーを、登山家でもない人間が現地で撮影する苦労はものすごいものだったに違いない。
出来上がった写真は自然の雄大さと挑戦する人間の熱さが伝わってくる素晴らしいもので、ポンデラ氏のフォトグラファー魂を感じながら観たい作品群だ。
Source:Redbull