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内観写真の撮り方ガイド:インテリア撮影をしてみよう!

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建物の内観写真・インテリア撮影は専門のプロカメラマンでなくとも撮影機会は以外とあったりします。

働いている施設のホームページや広告の担当になってしまい、施設の内観を紹介するために写真を撮るように言われたり、Airbnbなど部屋を貸借する時に部屋の写真が必要だったりと、以外とインテリア写真のニーズはあるものです。

今回は建物の内観写真・インテリア撮影についてのガイドをお届けします。

初心者は知っておきたい内観写真の基本ポイント

とりあえず、初心者がおさえておくべき基本的なポイントを挙げてみます。

  • まずは最も部屋がきれいにみえるアングルを探しましょう。
  • 通路に出たり、部屋の端っこに陣取るなどしてなるべく部屋が広く見える位置から撮りましょう。
  • カメラはしっかりと水平になるように持って、部屋にある縦線横線が傾かないように撮りましょう。
  • 三脚を使いましょう。
  • しゃがんだり、イスの上から撮ったり、普通の目線で上手く撮れない時は目線を変えて撮ってみましょう。
  • 部屋の明るさが一定になるように照明を調節しましょう。明るすぎたり、暗すぎたりする部分がないように気をつけましょう。
  • できれば蛍光灯はつけないようにしましょう。
  • 部屋をきれいに片付けてから撮影しましょう。
  • 鏡など、映り込むものに気をつけましょう。自分が映り込んだりしてしまうことがあります。
  • ボケを使わずに、全体がシャープになるような絞りで撮りましょう。

これらの抑えた上で普通に撮影をしてみましょう。

内観写真でよくある問題

上記の基本的なポイントを抑えた上で撮影をしていても必ずぶつかる問題がありますので、その解決法を見ていきます。

問題1:部屋が暗すぎる!?

室内写真を撮ってみると、できあがった写真がものすごく暗いことがあります。下がその(極端な)例です。

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こういった写真になる時は、ほとんどの場合測光の問題です。よくあるのは、外が明るく中が暗い室内の場合です。

これを解決するには外と中の明るさを近づけます。昼間であっても室内の電気をつけて室内を明るくする方法、ブラインドを半分閉じたりして外の光を弱める方法などがあります。

問題2:部屋が狭すぎる!?

これは住居の部屋を撮る時によくある問題です。

一般的には、部屋が小さくなればなるほど、画角を広くして撮る方がよくなります。狭い部屋を普通に撮るとものすごく狭く見えますし、十分に距離を撮れないので部屋の一部しか写せない事も多いからです。

画角を広くするには広角レンズを使います。注意点は、広角の度合いが強いと空間が歪んで見えるという事です。ゆがみの具合を確認しながら使用しましょう。

狭い部屋を広角レンズで撮った例。
狭い部屋を広角レンズで撮った例。

また、広角を使う場合はアングルも工夫しましょう。最初の基本ポイントでお話ししたように垂直水平線を保つよりも、少しアングルを工夫した方がゆがみのでる広角レンズの時はうまくいくことが多いです。

また、家具を動かしてなんとか広く見せるようにしたり、撮影スペースを作ったりするのも手です。家具を動かすのは室内撮影では当たり前の行程ですので、どんどん動かしましょう。

問題3:窓の外の景色が汚すぎる

ものすごくきれいなインテリアなのに、窓から外はすぐ隣の雑居ビルの汚い外壁だというようなことが都市部の撮影ではあります。

このような場合は、窓の外が写らないアングルでかつ室内がきれいに見せれるかを考え、可能であればまずこの方法を採用します。

それが無理なら、レースのカーテンなどで明るさを保ったまま蓋をする方法を考えます。

それも無理なら、最後の手段としてポスプロ(=撮影後の編集)の段階でphotoshopなどで景色を加工します。

終わりに

以上、内観写真の基本とよくある問題点のガイドでした。インテリア撮影のコツの記事も参考にしてみてくださいね。

 

 


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