カナダのカメラDIYマニア、マット・ベックバーガー(Matt Bechberger)さんは愛機のマミヤ645の操作性を向上させようとグリップを探していましたが、なかなか良いものが見つからず、あっても異様に高いという事実を目の当たりにし、自作を決意したそうです。
結果できたのはカメラの下部に付ける美しい木製のグリップ。しかもシャッターレリーズがグリップ上部についている高レベルな物。う〜ん凄い。
まず自分の手をトレースして、グリップのデザインスケッチを描き、それを元に木を削り出していきます。削りながらたまに自分で握ってみて握り心地を確認して、調節していきます。
形ができたら、シャッターレリーズを上部につけ、安定性のためのアルミのブラグを下部につけます。その後、色づけとラッカーを塗って見た目も美しくしていきます。
次に、これをカメラに装着するための部品を作ります。ベックバーガーさん、ここでアルミ板を切り出すという離れ技に出ます(笑)。三脚のマウント用の穴とグリップ用の穴を開けて完成。
これを使ってカメラにグリップを装着。
そしてついにDIYシャッターグリップ完成!
なかなかいい感じですが、基本的な木工と金属加工の技術が必要なので、難易度は高めの上級DIYだと言えるでしょう。上記作業に自信のある方は試してみては。