ドイツのビールブランド、Bergedorfer Bierが、おじさん達が自分のビール腹をマタニティフォトの妊婦さながら愛おしく見つめるという写真を使った広告を出して話題を呼んでいます。
この広告キャンペーンはドイツの広告会社Jung von Matt/Alsterが制作したもので、我々がよくマタニティフォトで目にする、大きくなったお腹を愛おしく撫でる妊婦を想起させるような撮り方でビールの飲み過ぎでせり出た下っ腹を撫でるおじさんを撮ったものです。
正直、自分も下っ腹がちょっと出てる身としては、「下っ腹がでちゃってさ」と悪く言いながらも、一人の時につい撫でてしまう気持ちがちょっとわかります(笑)。
この面白いアイデアが認められ、本作は今年のカンヌ広告賞でシルバーライオンを獲得しました。
1991年にデミ・ムーアがマタニティフォトを撮ったときは賛否両論が巻き起こりましたが、現在ではマタニティフォトはポピュラーなものとなりました。今後10年経てば、男性のビール腹を撮る下っ腹ポートレイトも市民権を得る可能性があるかも知れません(笑)。