以前紹介したカメラDIY界の神を始め、広い世界にはどんな分野にもグランドマスター級のとんでもない人物がいるものですが、カメラを収集するカメラコレクター界においてはインドのディリッシュ・パレク(Dilish Parekh)さんがそれに当てはまるでしょう。
パレクさんはギネス世界記録に「カメラ所持数世界一」を正式に認定された、公式に世界一の称号を持っているカメラコレクターです。
パレクさんの持っているカメラは何と4500台にも昇り、キヤノンのレンジファインダー全種を始め、米国占領時代の日本で作られたスパイカメラや爆撃機から撮影するためロープでシャッターを切るようになっているカメラなど、珍しいカメラを多数所有しています。⬇
上のインタビューでは、自分のカメラコレクションについて楽しそうに語るパレクさんが印象的です。
「どれでもランダムに一つカメラの名前を挙げてくれれば、私は多分それを持っている(笑)」
「私の世界記録を更新するのは難しくないと思いますよ。でも、私は今4500台のカメラを持っているわけだから、毎日1台カメラを買ったとしても12年かかる。その12年の間に私はもっと先にいっているよね(笑)」
など、世界一の自信を垣間見せながら楽しそうに語るパレクさんですが、世界中のコレクターから「カメラを譲ってくれ」という引き合いが絶えないそうです。
「このカメラ達は私の人生で、生きている限り売るつもりはありません。息子達にもそのように言い聞かせてあります」
だそうですので、当分は他のコレクターに流出することはなさそうです。
ちなみにコレクションの中で最も高価だと思われるのがライカ250レポーターで、現在の価格が約800万円だそう。
一度でいいからコレクションを拝見したいものです。博物館でも建ててくれないかな…