オーストラリアのストリートフォトグラファー、マルカス・アンダーセン(Markus Andersen)は35ミリ、120ミリ、ポラロイド、そしてiPhone(!)を使ってシドニーのストリートを撮り続けるフォトグラファーです。
ロブ・ノートンという映像作家がこのアンダーセン氏の人と作品に関するショートフィルムを作りました。(記事最上部)
アンダーセン氏が撮る素敵な写真と共に、アンダーセン氏のストリートフォトグラフィーへの考え
方、カメラテクノロジーへの考え方などが伺える作品です。
特に印象深いのは、アンダーセン氏が今でもフィルムカメラに重点を置いているという事です。数秒の間に携帯で写真をとってソーシャルメディアにアップすることが一般的となった現代で、自身もiPhoneでの撮影などその最新テクノロジーを研究しながらも、フィルムカメラに対するこだわりを持ち続ける写真家がいるというのは写真ファンとしても嬉しいです。
そんな彼のストリートフォトグラフィーは、「混沌の中に秩序を見つける」作業という氏の言葉もありますが、妙に静謐な感じに溢れていて、一見の価値があります。ショートフィルムは英語ですが、ちょくちょく出て来る彼の作品を楽しむだけでも見る価値があります。