ピーター・ベランジャー(Peter Belanger)というフォトグラファーを知っていますか? もし彼の名前を知らなくても、彼の写真は誰もが目にしたことがあるはずです。⬇
…そうです、ベランジャーさんはあのアップル製品のものすごくシャープな製品写真を撮影しているフォトグラファーです。
アップルのiphoneやipadなどの製品は発表時にそのデザインで話題をさらいましたが、このデザインの美しさを伝えたのがベランジャーさんの写真です。
ベランジャーさんインタビュー
The Vergeにベランジャーさんのインタビューが掲載されていましたので、そこから何カ所か抜粋して紹介します。
Q:今一番近くにあるカメラは何ですか?
Canon 5D Mark IIIですね。レンズは24-70mmで、もし一つしかレンズを持てないとしたらこれを選びます。ほぼ全てのシチュエーションに対応できますし、F2.8での被写界深度の浅さが素晴らしいです。
Q:アップルの物撮りの現場はどのようなプロセスで制作を行いましたか?
アップル側のチームが既にスケッチとショットリストを用意していました。私の仕事はアートディレクターと共にそのスケッチを写真に変換していく作業でした。撮影はまず製品のポジションを決めてそこからライティングにかかりました。アップル製品は選び抜かれた素材をつかっているので、色々な素材をちゃんと見せられるようにライティングすることに気を使いました。
Q:仕事以外の趣味としてはどんな写真を撮りますか?
自分の子供です。私は子供の野球の試合に400mmレンズを持って見に行くような父親なんですよ。
Q:どんなツールやアプリケーションを使っていますか?
キヤノンのRaw現像にはAperture、PhaseOneのRaw現像にはCapture Oneを使用しています。アプリはxScope、Evernote、Dropboxを使用しています。ライティングはずっとProfotoばかりでしたが、最近Broncolorも導入しました。
Q:撮ってみたい「夢の被写体」は何ですか?
まだ発表前の、多くの写真が撮られる前の製品です。他人の好みに沿って撮らされるより、ある製品をどうやって撮るかを自分で考えるのが好きです。