よく聞かれる質問の中に、カメラのレンズの中にホコリが入ったらどうするのか、またレンズにホコリが入っても大丈夫か?というのがあります。
何を隠そう私も、初めて買ったばかりのレンズにホコリが入っているのを発見した時にはパニックに陥り、どうすればいいか検索しまくったのを覚えています(笑)。同じような境遇の方に読んでいただければと思います。
レンズにホコリがあるかをどう確かめるか
どのようにしてレンズにホコリがあるかどうか確かめるのでしょうか? …実は、この質問は、「どのようにしてレンズにどれくらいのホコリが入っているか確かめる事が出来るか」の方が正確だったりします。なぜなら、新品のレンズであっても部品の隙間などに少量の微細な異物が入っているのが普通だからです。
ホコリが気になっている場合は、レンズの前面から覗いた時に大きめのホコリが見えていることが多いですが、ホコリを確認したい場合はまず、保護フィルターなどのフィルター類がついていないことと、レンズ前面がきれいになっていることを確認します。
それから確認作業に入りますが、ここで大活躍なのがLEDフラッシュライトです。最近はLEDの小型フラッシュライトはどこでも手に入るので、持っていない場合もすぐ問題なく手に入れる事ができるでしょう。
まずレンズの絞りを開放します。(ただ絞りを回して開放値にすればいいものと、絞るためのレバーを指で押す必要があるタイプがあります。)開いたら、前面のレンズキャップを外してLEDで前玉から後玉に向かって照らします。この作業は暗めの室内でやるのがベストです。少し斜めから前玉を見てどれくらいホコリがあるか確認しましょう。
この状態でよく見ると、レンズのあらゆる部位でホコリのようなものがあることに気づきませんか? そう、レンズに埃がついているのはよくある事なのです。というか、ホコリではなく、ちょっとしたガラス部分の汚れや傷とか、小さな泡といったものが買ってまもないレンズにも存在するのです。そう、完璧なレンズは存在しないのです。
レンズにホコリが入っていたらどうすればいいか?
結論から言うと、気にせずにいつも通り素敵な写真を撮り続けましょう。レンズに埃がはいっているのは普通の事で、通常は特に気にする必要はありません。どうしても取らなければ行けない時は、例えば5ミリとかの大きなホコリがあったり、写真に影が映ったりする時です。そうでなければあまり気にする必要はありません。
レンズ内部のゴミを取る方法
内部に入ったゴミ・ホコリを取る時は、絶対に自分でやってはいけません。必ずサポートセンターに連絡しましょう。買ったばかりのレンズに大きなゴミが入っていた場合、たいてい保証範囲できれいにしてくれます。しかし、自分で取ろうとして分解した場合は保証範囲になりませんので注意しましょう。
外部のホコリ・ゴミは普通のクリーニングで簡単に取れます。レンズの掃除の仕方を参考にしてください。