巨匠、アンセル・アダムス氏が使用していたビューカメラが10月末にオークションに出品され売却されることがわかりました。
そのカメラは、4X5インチのアルカスイスのビューカメラで、アンセル・アダムス氏が60年代に使用していたものだそうで、アダムス氏の実際に使っていたビューカメラが売りに出されるのは初めてのことだそうです。
オークションではただビューカメラだけでなく、レンズ3枚、三脚、ケース、その他のアクセサリーも一緒に売り出されます。
オークションを主催するヘリテージ・オークションのナイジェル・ラッセルさんによると;
「アンセル・アダムスの使用していたビューカメラがオークションに出されるのは史上初のことです。この機材が、世の中に写真というものをアートとして認めさせ、またアンセルアダムスを20世紀の最も偉大な写真家の一人にするのに貢献したのです」
確かにラッセルさんの言う通り、この1台のカメラが写真の歴史に爪痕を残したと考えることもでき、そう考えれば「写真史の一部を所持する」というようなコレクターにとってたまらない満足感が加わることは想像に難くありません。
そんな写真史に残る一品、気になるお値段は最低入札価格が35000米ドルスタートで、予想落札価格は7万ドルから10万ドルだそうです。
オークションは2016年10月27日、ヘリテージ・オークションのニューヨークシティ店で開催されます。史上最も有名な風景写真家の使っていたカメラを手にしたい方は足を運んでみては。