写真は色々なジャンルがあるのも魅力の一つですが、そのジャンルに必要な機材を揃えるのにお金がかかるというのが欠点です。
そこをなんとか乗り越えようと多くの写真愛好家が苦心していますが、インドのシッダント・サフ(Siddhant Sahu)さんは格安装備でマクロ撮影に挑みました。マクロ撮影と言えば接写により昆虫の住む小さな世界を写し取る面白いジャンルですが、本気の昆虫写真家は専用のマクロレンズを揃えて取り組むものでもあります。
サフさんの装備は以下の通り。
- ニコンD5200
- ニコン18-55mm F/3.5-5.6G DX キットレンズ
- Yongnuo YN560Ⅱ スピードライト
- Yongnuo RF-603N フラッシュトリガー
- 手作りのフラッシュディフューザー
- ニコン52mm リバースリング
カメラとキットレンズは写真をやる人なら誰でも既に持っていることを考えれば、その他に使っているのは格安で有名なYongnuoのフラッシュ一式と手作り(!)のディフューザー、リバースリングだけです。
レンズをリバースマウントにすると、カメラとレンズの電気系統のコネクションは失われるので、フォーカスと絞りは自分で手動で調節しなくてはいけません。サフ氏はさらに、レンズの絞りのレバーを抑えておくのに紙切れを利用しています。
…まさに生活の知恵です。
さて、これらの装備でどんな写真が撮れたのでしょうか。サフ氏が上の装備で撮った作品です。
…素晴らしいじゃありませんか!
機材がないから、という理由で新しいチャレンジをしないのはもったいないと気づかされるサフさんの作品でした。
source:photographylife