ロイター通信所属カメラマンのウミット・ベクタス(Umit Bektas)さんは米軍のある部隊がアフガニスタンに派遣される時にカメラマンとして同行することになりました。
出発の日が知らされると、それまでの間に準備をしなくてはいけません。ベクタスさんにとって初めての戦場派遣、絶対に失敗しないように準備したいベクタスさんは以前戦場に派遣されたことのあるカメラマンの先輩やアフガニスタンのフォトグラファーにコンタクトをとり、持つべき装備のリストを作り上げました。
最優先は身の安全を守る装備で、ヘルメットと防弾チョッキです。メインの鞄にこれが入っていないと同行できないそうです。
あとは写真を撮って編集・送信をする装備です。カメラは通常の撮影では2つ持って行くベクタスさん、今回はこれに1つ足して3つ持って行ったそうです。また、動画を撮る予定もあったのでGoProや録音機材も準備しました。
ラップトップを鞄に入れる時に、「もしこれが壊れたらどうしよう?」と不安になり、予備の9インチラップトップも準備。予備のバッテリーはラップトップ用に一個、カメラ用には2個ずつの周到っぷりです。
そして、安全のための装備、撮影のための機材のあとがアウトドア用グッズです。実際滞在中のほとんどの時間は屋外で過ごすため、これは欠かせない装備品だそうです。
具体的には、寝袋、保温機能のある衣類、ヘッドライト、手袋などがこれにあたります。
以上がベクタスさんが戦場カメラマンとして現地に持って行った装備品です。帰還したベクタスさんは、「この中で使わなかったものは一つもなかった」と言っており、事前聞き取りから始めた周到な準備は功を奏したようです。