スキューバーダイビングをしていたフォトグラファー、マーカス・トンプソン(Markus Thompson)さんは海底でキャノンのデジタル一眼レフカメラを見つけました。
家に帰ってカメラを開け、SDカードを取り出して見るとなんと中身の写真は無事だったそうです。
写真のデータから、最後に撮られた写真は一年前のものだと判明。早速SNSを使い持ち主を探して、無事に写真は持ち主の元に届けられたそうです。
この話は写真の内容からSNSを使って持ち主に辿り着いた話として、「インターネットの力すごいね」というような文脈でかなりシェアされましたが、写真家たちのコミュニティでは当然、どうしても知りたい疑問点が話題になりました…
「そのSDカード、どこのブランドの?」
写真家の命と言えるデータ管理において重要な位置を占めるSDカード。各ブランドの使いやすさについてもよく激論が交わされています。海の底に1年おいてあっても無事だったのなら、その耐久性能は素晴らしいということになります。
「レキサーかサンディスクかだけでいいから教えてくれ」
「レキサーSDに決まってる」
「バカな事を言うな、俺はサンディスク派だ」
というような不毛な(笑)議論が交わされた後に、どうやらサンディスクのエクストリームシリーズだったことが判明し、sundiskさんがかなりの株を上げたようでした。
ジャパンカメラではカメラの耐久性能の話を前にいくつか取り上げ、-25度の雪山、16時間の雨嵐で生き残ったエピソードを紹介してきましたが、今回の「海の底に一年間」はさすがにカメラ本体は生き残れなかったようです…