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1900年代のレタッチ術:名女優ジョーン・クロフォードの「フォトショップ前」の写真にフィルム時代のレタッチ術を見る!

最近、メディアに出て来る芸能人などの写真はビューティー・レタッチングと呼ばれる加工がされていることは誰もが知る所です。

私たちはデジタル処理によるレタッチには馴染みがありますが、フィルム時代にもレタッチはされていました。

名女優、ジョーン・クロフォードの1930年代に撮られた映画の宣材用写真のレタッチ前の写真が残っており、初期のレタッチ技術を垣間みる事ができます。

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左がレタッチ前、右がレタッチ後

上の写真の左側はハリウッドのグラマーフォトグラファーであったジョージ・ヒュレル(George Hurrell)氏が映画の宣材として撮ったものです。

ヒュレル氏は撮った写真をレタッチャーであるジェームス・シャープ(James Sharp)氏に渡し、シャープ氏が6時間かけてレタッチしたものが右側の写真になります。

当時のレタッチは、レタッチマシーンという専用の機械でネガを後ろから照らしながら揺らし、鉛筆を使ってフィルムを物理的に削ったそうです。

レタッチ前と後ではどこが違うかがよりわかりやすいgifアニメーションがこちらです。⬇

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もし初期ハリウッドのグラマー写真やレタッチに興味がおありなら、マーク・ビエイラ氏のGeorge Hurrell’s Hollywood: Glamour Portraits 1925-1992という洋書が詳しいです。


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